米麹酵母について

こんにちは。

今回は私のベーグルに欠かせない米麹酵母についてお話しします！

天然酵母に出会ったきっかけ

当時パンを作りはじめたころはドライイーストを使ってパン作りをしていました。

作っていく中でリンゴから天然酵母なるものが作れるらしいというということをネットで知りました。

見よう見まねでリンゴを切って瓶に砂糖と水を入れて発酵するのを待っていたのですが、一向に発酵はしませんでした。

（作ったのが2月の寒い時期だったので発酵しなかったんだなと思いますが当時は気がつかず）

数日置いておいたら変な臭いになってしまったため破棄して、次はイチゴを使て酵母を作りましたがうまくいきませんでした。

うまくいかないなーなんて思っていたところ、母が通う地元のパン教室で天然酵母の回があるから一緒に行ってみる？と誘われ参加することにしました。

パン教室でたくさんの種類の天然酵母に出会う

パン教室は全3回のコースで、レーズン酵母、果実の酵母、小麦粉の酵母、その中に米麹酵母もありました。

先生から様々な植物から天然酵母は作れるんだよという話がとても面白くて、先生は自宅の隣の畑にあるハーブ（ローズマリーなど）やバラの花びらなど色々な植物から天然酵母を作っていて私たちにみせてくださいました。

瓶のなかでどの酵母もシュワシュワ発酵していて、初めて見る天然酵母にとても感動しました。

酵母によって味がまったく違うのも面白く、液種法（天然酵母の液をそのままパンをこねるときに使用する方法）だと酵母の味がダイレクトに伝わるので、イチゴ酵母ならパン生地からイチゴの風味がします。

米麹酵母で作るパンは印象的で食べた瞬間　味噌みたい　と思うほど独特の香りがあり一気に魅了されてしましました。

初めて作ったカンパーニュ

先生の作るベーグルに感動しました。

また、レーズン酵母を作る回では発酵が早くなるからと先生の酵母の液をスプーン一杯入れてもらいました。家に帰り次の日瓶をみると元気に発酵をしていました。

今まで失敗続きの天然酵母作りでしたが、初めての成功となりました。

米麹を求めて

恥ずかしながら米麹についてほぼ無知な状態で、教室に通ったとき味噌や醤油に米麹が使われていることを知りました。（当時20代前半…）

パン教室では入手しやすいからと乾燥麹がおすすめと教わりました。

スーパーに行くと乾燥麹が売っていたのですが使い切るか心配でそこでは購入しませんでした。

ネットで調べていると乾燥麹だけではなく生米麹もあるということを知りました。

そこで地元の直売所へ行ってみることに。

直売所にいくと地元農家さんの作る生の米麹がたくさん置いてありました。

せっかく酵母を作るので生のほうがおいしくなりそう！と思って一つ購入することにしました。

米麹酵母を作ってみる

袋を開けると米麹から芳醇な甘い香りがしたのが驚きでした。

そこから先生のレシピで天然酵母を作り開始。

仕込んで次の日にはシュワシュワ～と元気に発酵をしていました！すごい！！

あまりにも元気な酵母で、これは米麹が新鮮な証拠なのかなと考察。

パンを作ると香りよし、発酵よし、味よしでとてもおいしいパンが完成しました。

米麹を作る農家さんとの出会い

米麹酵母のパンを作るようになり、麹はいつもの直売所で地元農家さんの作るものを購入していました。

商品ラベルのところに農家さんの名前が記載されていて、いつもおいしいパンができるので米麹の話をききたいな～と思うようになりました。

数日後直売所に行くと、米麹を陳列している方が！

思わず話しかけると、素敵な笑顔で米麹についてお話してくださいました。

「無農薬にこだわり、おいしいお米から米麹を作っているの。この米麹を食べると元気になるのよ！」

「米麹使ってくれてありがとう。若い人が頑張るのを応援しているわ。」

と初対面の私に声をかけてくださいました。

優しさといいものを作ろうという気持ちが素敵だなと感じる瞬間でした。

かれこれ6年ほどのお付き合いでいつも私のことを応援してくださりうれしくありがたいなと思う部分と、私もこだわりを持ってベーグル作りをしよう！と思わせてくださる方です。

農家さんとの出会えてよかったなと思います。

まとめ

今回は米麹酵母についてのお話でした。

天然酵母を作りたいという思いから、パン教室の先生、米麹、農家さんとの出会いがありました。

出会いのおかげで天然酵母を作ることができ、米麹酵母が完成し、ベーグルを作り、お店を始めるまでに発展したんだな～と改めて実感しました。

またこの出会いがあり今の私があるのだなと振り返るきっかけになりました。

大好きな米麹。

今回はかなり長文＆マニアックな話になりました。

お読みいただきありがとうございまいした。